史上最も高価なプレゼントランキングTOP4
プレゼントを贈ることは、有史以来、人類の伝統となっていますよね。プレゼントを贈り合う動機はさまざまですが、愛する人や大切な人、お世話になっている人にプレゼントを贈るのが一般的です。しかし中には、普通のプレゼントだって贈ることができるのに、それ以上の価値がある贈り物をする人がいます。ここでいう価値とは、数字的な価値だけでなく、お金があってもなかなか手に入らないような超レアであることの希少さです。一部の人にしか理解でないような動機で贈られたり、受け取られたりしているプレゼントがあるという話を聞いたので、今回は「史上最も高価なプレゼント」を紹介することにしました。驚くような内容もあるので、ぜひ最後までご覧ください!
1.アメリカ独立戦争
人類の歴史上最も高価なプレゼントは、たくさんの人命を犠牲にしながらも、最終的にアメリカがイギリスから解放されるための戦争に費やした金額です。1775年から戦争は続き、資金難に陥ったアメリカは、1778年にフランスと同盟条約を結び、フランスから軍備と資金を提供してもらい、戦争を続行することができました。その際、フランスは当時のおよそ13億リーブル(現在の価値でいうと200億ドル近く)の費用を負担したとされています。
2.キュビズムの名作
キュビズムの有名な画家には、スペイン人画家/彫刻家/版画家/陶芸家のパブロ・ピカソ、フランス人画家/コラージュ作家のジョルジュ・ブラック、スペイン人画家のフアン・グリス、フランス人画家/彫刻家/映画監督のフェルナン・レジェなどがいます。彼らの作品群は、アメリカ人慈善家/実業家であるレナード・ローダーによっておよそ11億ドルの価値があると鑑定されました。ところが、2013年4月に、ローダー氏はニューヨークのメトロポリタン美術館にそれらの作品群を寄贈し、同美術館の歴史上、最大かつ最も重要な寄贈品の一つとなりました。
3.タージ・マハル
タージ・マハルは、ムガル帝国皇帝シャー・ジャハーン(1628〜1658)の寵愛を受けた亡き妻ムムターズ・マハルの埋葬地として、1632年から1653年にかけて建立されたお墓です。ウスタッド・アフマド・ラハウリは、象牙色の白い大理石の霊廟を作り、そのファサードには、基礎、ドーム、塔、壁の植物模様、反射タイル、大理石のジャリ格子、アラビア語のアヤットの書道、フィニアル、ムガル帝国のタムガシールを丁寧に描かれています。一方、内部は、大理石の切り花、切り絵の壁画、フィニアルの床タイルなど、数々の美しい芸術品で華麗に飾られています。そんなタージ・マハルは、現在の貨幣価値に換算すると、8億2,700万ドルを下らないと推定されています。ちなみに、皇帝シャーが亡くなった際、彼もまたこの墓に埋葬されたそうです。
4.王冠のダイヤモンド「コ・イ・ヌール」
1849年、シーク帝国最後のマハラジャ、ドゥリープ・シンからヴィクトリア女王に贈られた、86カラットのダイヤモンド「コ・イ・ヌール」。この贈り物は好意的に受け取られましたが、ヴィクトリア女王はこのダイヤモンドのデザインが少しさびしいと思い、配偶者のアルバート王子に105.6カラットのダイヤモンドジュエリーに仕上げさせたそうです。無色のオーバルブリリアント66ファセットダイアモンドと生まれ変わったこの宝石は、現在、4億8,500万ドル以上の価値があると推定されています。英国王室御用達のジュエリーに含まれ、エリザベス女王の王冠の表十字にあしらわれています。